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作曲は大作を作ろうとしてはいけない?

作曲は大作を作ろうとしてはいけない?
カテゴリ:  作曲・アレンジ  

作曲をやっていると、自分の中での大作を作りたくなるような時があります。
いわゆるシングル曲というか、どこに出しても恥ずかしくないような、自分の中での代表曲・集大成というようなニュアンスです。

気合を入れて、作っているはずが・・・

しかし、その大作を作ろうとしてもなんだかしっくりこないことがあります。
もちろん、その曲にかける想いは強く、気合も満々です。
でもなんだか、メロディや展開も今一つエモーショナルさに欠ける。リズムとメロディがなんだかうまく融合していなかったりと、およそ代表曲としたくなるような楽曲にはなりません。
作曲をされている方、そのような経験はありませんか?

高いハードルを求めるがあまり、遊び心を失っている

自分がその状況に陥る要因としては、やっぱり遊び心なのかなと思います。
良い曲を作ろうという想いだけが熱くなってしまい、エンターテイメントの本質とも言える「遊び」が無くなっている気がします。
そのような状況では、Aメロにもっと感動を、伴奏もクオリティを、コード進行も壮大な進行を、とハードルをどんどん高めていってしまい、音楽を頭で考えすぎてガチガチになってしまいます。

音楽は本来、感情に任せてエモーショナルに生み出すものなので、「モノ優先」で作ってしまうと、音楽の呼吸にほころびが出てしまい、無難なものや面白味のない中庸な作品が生まれてしまうのだと思います。
実際、自分でそう感じた作品というのは、聴いてもらった人の評価も芳しくないことも多いです。

風呂で何気なく歌った鼻歌の方が良い時も

もちろん、より良い楽曲を作ろうという意思はもちろん必要だと思いますが、そういう時ほど肩に力が入り、アイディアがジリ貧になっていくのもまた音楽だと思うのです。
ぶっちゃけて言ってしまえば、気負いに気負って作ったメロディより、鼻歌で何となく歌っていたメロディの方が、シンプルかつエモーショナルになるということも作曲あるあるですね。

大作というのは後から目指してもよいのかも

もちろん、今回の話は一人の作曲者である自分の個人的な感覚ではありますので、「そんなことないよ」「最初から気合入れた方が名作になるよ」という方も当然いることでしょう。
とはいえ、エンターテイメントを志す者としては、ふとした瞬間のひらめきや直感から来る発想力は、軽視できるものではないと思います。

最初から大作・代表曲を作ろうと意気込むよりも、モチーフとなるメロディや世界観がある程度出来上がってきた段階で、いつもよりも確かな手ごたえがある場合に、「この曲を今の自分の集大成として仕上げよう」とテンションを上げていく方が、出来上がった楽曲は面白いものになるのかなと考えています。
やはり遊び心を忘れずに自然体で作る曲こそが、自分のポテンシャルをフルに発揮できるのかもしれないですね。



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