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複雑なメロディーとシンプルなメロディー、どっちが良いのか?

複雑なメロディーとシンプルなメロディー、どっちが良いのか?
カテゴリ:  ポップス   作曲・アレンジ  

メロディというのは、主旋律のことであり、楽曲における個性やアイデンティティになる非常に重要な要素です。
このメロディというのは楽曲によって千差万別で、その中には非常にシンプルなメロディから難解なくらい複雑なメロディなどバリエーションに富んでいます。
そこで今回はシンプルなメロディと複雑なメロディのどちらが良いのかを考えてみます。

理想は複雑でもシンプルでもキャッチーなメロディ

ぶっちゃけた話、シンプルも複雑もその楽曲の個性であるので、シンプルなメロディだろうと複雑なメロディでもどちらでも良いと思います。
しかし、どちらにせよキャッチーで記憶に残りやすく、感情を煽り、かつオリジナリティに満ちているクオリティを備えていればという条件が付きます。

シンプルなメロディと複雑なメロディはそれぞれにメリットがあれば、デメリットも存在します。
そのデメリットを埋めるのにはメロディの品質が求められます。
そこでそれぞれの特徴について紹介していきます。

シンプルなメロディの方が覚えやすい

シンプルなメロディというのは、音数が少なかったり、メロディのリズムパターンが少ないような楽曲を指します。
典型的な例でいえば、「カエルの歌」や「ふるさと」といった童謡などが良い例とも言えます。

シンプルなメロディは展開が分かりやすく、聴く人の記憶に残りやすいのが大きなメリットとも言えます。
ランダムな数字を5桁覚えるのと10桁覚えるのでは、前者の方が圧倒的に容易なことと同じ理由です。

しかし、シンプルということは選択肢や表現の幅が増えないということでもあり、独自性やメロディの品質を高めることが難しいというのがデメリットです。
音数が減ることになるので、1音1音にしっかりと意味を持たせないと、ただの単純なメロディの曲で終わってしまいます。

複雑なメロディの方が独自性は高くなりやすい

一方、複雑なメロディというのはシンプルなメロディの反対であり、音数が多かったり、リズムパターンが多かったり、メロディの流れが複雑なメロディのことです。
クラシックなどが良い例ではないでしょうか。

複雑なメロディというのは、表現の幅が広いため独自性を出す面では非常に有利に働きます。
音数が増えれば増えるほど、他の楽曲のメロディと重なる可能性が減り、オリジナリティを表現しやすくなります。
その反面、メロディがしっかりと作られていないと、リスナーがメロディを覚えきれずに印象に残らないという懸念もあります。

クラシックのメロディはまさに生きた教科書

複雑なメロディをキャッチーに作るというのは非常に難しいことですが、クラシックはまさに複雑なメロディの理想形であると思います。
もちろんシンプルな旋律の曲も多いですが、音数が多い曲も多いです。
それでも誰もが聴いたことがあるように、頭に残りやすいメロディで作られている曲が非常に多いのです。
普段、何気なく耳にしているクラシックのメロディはとても高いクオリティを備えていますので、その点を意識して聴いてみることも面白いと思います。

大切なことは世界観を表現すること

シンプルなメロディと複雑なメロディというのは、それぞれに違った難しさがあり、また違った魅力もあります。
聴く側の好みによっても異なりますので、どちらが良いと回答が出るはずもありません。
結局は作曲者が表現したい世界観に合ったものはどちらなのかという点に尽きます。
メロディの複雑さは、表現したい世界観をメロディで構築していった結果に過ぎないということを認識しておくと良いのではないかと思います。



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