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作曲はボーカル自身がやった方がよい?

作曲はボーカル自身がやった方がよい?
カテゴリ:  バンド   作曲・アレンジ   ボーカル  

バンドでオリジナル曲をやる場合は、当然誰かが曲を作らなくてはいけません。
別に誰が作っても良いし、メンバーみんなでわいわいやりながら作るのも面白いと思います。
とはいえ、歌を歌うのはボーカルであるため、作曲はボーカルがやった方がよいのかを考えみます。

いろいろとメリットは多い

バンドやポップスにおける作曲において大きなウエイトを占めるのが歌です。
人がその音楽、楽曲を気にいるポイントというのはほとんどが歌と歌詞であり、そのサポートとなるのが伴奏です。
もちろん、中にはこのドラムのリフが、とかこのギターソロがということもありますが。

そんな大事な大事な部分を、歌を歌う本人が作るというのは様々なメリットがあります。

キー、音域を把握できる

ボーカルが気持ちよく、また良い声を出すためには楽曲のメロディの音程をボーカルのキーや音域に合わせることが必要です。 歌を歌う本人であれば、多くの場合は自分で歌いながら作るはずですので、歌いづらいというケースは少なくなります。

他のパートの人が、ボーカルが出せる最高と最低の音を知っていたとしても、メロディの構成によっては、歌えるはずの高さでも歌いきれないということもあります。
また息継ぎのタイミングやリズムや拍の癖といったそのボーカル独自の部分をうまくアジャストさせることは簡単ではありません。

曲の表現のキモが分かっている

またその曲が表現したい想いや世界観というのは、作った本人が一番理解しています。
そのため、その曲のキモとなる部分が分かっていて、それを歌の表現に反映しやすいこともメリットです。
他者との意思疎通によりオリジナルを上回ることもありますが、曲を作った時の感情をよりダイレクトに表現できるのは本人しかいないと思います。

曲への愛着が増す

歌の表現というのは技術やセンスはもちろんですが、曲への愛情、愛着というものの影響も大きいです。
その曲を気に入っている、好きであるということは、その曲をより魅力的に表現できる歌い方を追求する原動力になります。

自分の子供のことを熱烈に愛する親のことを親バカといいますが、作曲者にとって自分の作った曲はまさしく我が子そのものです。
自分が作った曲というのは、客観的な品質がどうであれかわいくて仕方ありません。
それを自分で歌うのならばかわいさ倍増です。
その情熱は、歌の表現に非常にポジティブな影響を与えてくれるはずです。

是非ともチャレンジしてみよう

以上、ボーカル自身が作曲することで期待できるメリットを紹介してきましたが、これはあくまで一例に過ぎません。
他のパートが曲を作っているバンドで、魅力的な音楽を作り出しているバンドも数知れずいます。

とはいえ、ボーカル自身が作曲をすることで、表現の幅が広がったり、音楽的な知識が身についたりと、バンドマンとして成長するチャンスでもあります。
是非ともチャレンジしてみてください。



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