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バンドマンが謙虚でいることが大切な理由とは
バンドマンはステージ上でお客さんの視線を集めて輝く存在です。
自分を強く持っている人が多く、癖の強い人が多いです。
その中でも自己中で上から目線な人もいれば、とても腰が低く謙虚な人もいます。
そして、バンドマンとしての成功を願うのであれば、ステージの上以外では謙虚である必要があると考えていますが、その理由に迫ります。
ステージ上では謙虚さなんて必要ない
バンドマンが謙虚である必要があるのは、ライブ本番のステージ上以外の話です。
お客さんの前でスポットライトを浴びている瞬間というのは、まさしくパフォーマンスであり自己表現そのものです。
そこでは自分のキャラクターや世界観を演じ切る必要があります。
もちろん、謙虚で腰が低いキャラクターというのもよいですが、世界の支配者のように気取って「蝋人形にしてやろうか!」というのも面白い存在ですから。
ここでいう謙虚さとは、ステージを降りて、他のバンドや音楽関係者、素の状態でお客さんと接する時の姿勢のことです。
謙虚な気持ちは成長を生む
自分の才能や能力、現状に慢心している状態というのは、成長が止まっている・または鈍化した状態です。
その一方で、自分に物足りなさを感じており、その解決に他人の知見や経験が役立つことは多いです。
他人の話やアドバイスから貪欲に吸収しようとする姿勢は、謙虚な気持ちが無ければ不可能です。
やはり姿勢というのは、行動に表われます。
人間関係が良ければ、活動も軌道に乗りやすい
バンド活動というのは、一にも二にも人間関係・人脈が重要です。
ライブイベントへの出演、お客さんの集客、音源作成や広報は全て人や企業との縁で実現することが出来ます。
そのため、その関係する全ての人に対して、感謝と敬意を忘れない謙虚な気持ちが大切です。
高圧的で上から目線の人よりも、関係者一人一人にしっかりと挨拶をして丁寧に接してくれる人と仕事する方がやはり楽しいし、手心を加えたくなるものです。
自分達が関わるのは全て、自分と同じで心や感情を持っている「人」であるという認識を持つように心がけましょう。
ネガティブイメージを持たれづらい
音楽業界というのは、プロであれアマチュアであれ、実力主義でかつ結果主義、そして権威(コネ)主義という特殊な世界です。
相手(お客さんやイベンター、レーベルの人など)の求めているレベルに届かなかった場合も当然あります。
その際にドヤ顔で「俺たちはすごいです」というような前のめりな自信過剰バンドなら「なんだ、この勘違い連中は」というネガティブイメージを持たれることもあります。
しかし、謙虚な立ち居振る舞いで頑張っていることが伝われば「頑張っているな、これからも期待できそうだし、応援したくなる」という心象を持ってもらえることは決して少なくないと思います。
仮に、前者・後者で同じような能力・才能・結果を持つ二つのバンドがあったら、相手はどちらを選ぶでしょうか。
恐らく、ほとんどの場合が後者の「謙虚なバンド」を選ぶことでしょう。
結果を残している人はみんな謙虚?
ここまで謙虚でいることの大切さを紹介してきましたが、一方で音楽業界で結果を残してる人はみんな謙虚なんでしょうか。
結果を残している人というと真っ先に「プロのバンド」が浮かびます。
とはいえ、彼らがみんな謙虚であることはあり得ないでしょう。
何故なら、ちっぽけな次元を超えて圧倒的な能力や才能を持ったカリスマというのがこの世には存在するからです。
そもそも謙虚である必要もないくらいに周りから支持されるのであれば、別に謙虚な気持ちを持つという概念自体が必要ありません。
しかし、残念ながら現状でそんなに飛びぬけた存在ではない人達というのは、謙虚な気持ちを持って頑張っていくしか道がないのです。
謙虚は人のためならず
人間というのは誰だって自慢もしたいし、ちやほやされたいし、相手よりも上な存在でいたい生き物です。
そのため、腰を下げて相手に感謝し、謙虚な気持ちでいることというのは、楽ではないし嫌だと感じる方もいるかもしれません。
そしてそれは自然なことであるとも思います。
しかし、「情けは人のためならず」とは言いますが、同じように「謙虚は人のためならず」とも言うことが出来ます。
相手に敬意を払い、時には自分を下げることにより、後になって成長や人脈といった大きなお返しが返ってくるものだと自分は思います。
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