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売れないバンドにこそ現状分析が必要
世の中、特に都市部には多くのバンドマンが活動している。
その中にはお客さんやファンが多く、音楽で収益を上げているプロのバンドが存在している。
そしてそれよりも遙かに多く、お客さんがいない、または少ないアマチュアバンドが世間には溢れています。
今回はそんな売れないバンドの活動の進め方を考察します。
誰もが音楽で食べていきたいと夢を見る
バンド活動をやっている以上は、お客さんのいっぱいいるステージでライブをして、CDをたくさん売って、音楽で生活していきたいと夢見るものです。
そして、それをほぼ同じ数のバンドがそんな夢を叶えられずにその活動を終えてしまいます。
つまり売れていないのがダサいのではなく、それが当たり前です。
そのままで終わりたくないと思うのが野心を持つバンドマンにとって、何より大切なことは現状をしっかりと分析することです。
売れないのには理由がある
売れているバンドには必ずその理由があります。
その逆も同じで、売れていないバンドにもその理由があります。
そして、その答えは自分達の中にあります。
まずは自分たちのバンドの売れない理由を洗い出し、その改善に向けてのプロセスを見つけることは、バンドの人気を高めるうえでも、高いモチベーションを高めるうえでも非常にポジティブであると思います。
自分たちが売れない、ウケない、イケてない理由とは一体何なのでしょうか?
自分達に足りないのものは何?
バンド活動をする上で大切な構成要素といえば、「演奏力」「スタイル」「楽曲のクオリティ」「プロモーション」「人脈」が浮かびます。
「演奏力」というのは、音楽でお客さんを集める以上、ある程度の能力は当然に求められるものであり、前提条件であるとも言えます。
「スタイル」や「楽曲のクオリティ」は、自分たちはどういうバンドであるのか、どんな強みや個性があるのか、そしてどれだけ良い楽曲を創ることが出来るのかです。
「プロモーション」はバンドを売り出していくための仕掛け、「人脈」はそのままの意味ですね。
上記のそれぞれの要素において、自分達が今どのような状況であるのかを客観的に考えてみましょう。
自分達で判断が出来ないのであれば、第三者に聞いてみるのも参考になるでしょう。
バンドマンが軽視しがちな要素とは?
「演奏力」「スタイル」「楽曲のクオリティ」については熱心なバンドも多く、実際にクオリティが高いバンドも割と見かけます。
一方で「プロモーション」「人脈」についてはあまり力を入れていないようなバンドも多い印象があります。
しかし、実はこの後者の2つの要素というのがバンドの集客力や人気アップのためには欠かせない重要な要素であるのです。
「良い音楽は売れる」という言葉は確かに正解ですが、現在においてそれは化石な考えになりつつもあります。
音楽業界の多様化や細分化などにより裾野が広がったことにより、ユーザも分散するようになりました。
そのため、音楽を見つけてもらうのではなく、自分達バンドが自分たちの作品をより世に出ていくようにアクションを起こしていくしかありません。
誰に向けてのプロモーションか
「プロモーション」とは一言で言えば「販売促進のための活動」つまりはお客さんを獲得するための行動です。
お客さんを得るためには、「自分たちの音楽やスタイルに興味がありそうな人達」に対して「興味を引きそうな仕掛け」を展開して一定の評価を得ることでお客さんになってくれます。
ここで重要なことは「自分たちの音楽に興味がありそうな人達」にリーチすることです。
例えば、自分達がさわやかなポップスを売りとしているバンドが何かのプロモーションツールを使って、1万人の人に自分達の存在を伝えることが出来るとします。
「アングラな音楽しか興味がない1万人」と「いきものがかりやMr.Childrenなどのポップスが好きな1万人」ではどちらにリーチするのが有効でしょうか。
・・・答えは言うまでもありませんね?
プロモーションのためにこそ分析が必要
プロモーションというのは闇雲に多くの人に届ければ良いのではなく、自分たちのお客さんになりそうな人達をターゲットにして行うことがとても大きな意味を持つのです。
だからこそ、自分たちのバンドの強みや魅力をまずはしっかりと分析・把握することが大切です。
現状で、演奏力や楽曲のクオリティといったバンドの「商品部分」に問題があるのか、それともプロモーションなどを含めたバンド活動のプロセスに問題があるのかを洗い出しましょう。
「演奏力」「スタイル」「楽曲のクオリティ」を磨き上げたうえで分析を行い、それをもとにプロモーションを人脈を使いながら行っていくことが、バンドの人気や集客力アップにつながるのではないでしょうか。
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