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名曲の共通点から考えるオシャレさやスタイリッシュさの必要性
日々、様々な曲が登場する音楽シーンですが、その時々、時代ごとに一世を風靡するような楽曲は生まれていくものです。
またリスナーは楽曲におけるオシャレさやスタイリッシュさをもてはやす傾向にあるとも個人的には感じています。
今回はそんな名曲たちが備えているもの、または必要のないもので共通しているものがあるのではないかと思い、名曲の魅力を掘り下げていくことで、その秘密について個人的に考えてみます。
名曲を振り返ってみると
そもそも名曲とはどのようなものを指すのでしょうか。
一言で言えば、多くの人たちに深く愛される曲とでも言うべきではないでしょうか。
そんな名曲の一つの指標となるのは、やはりCD販売枚数だと思います。
特典がメインで一人で複数枚を購入することが出来るCDはともかく、そうでなければたくさんの人がお金を出して購入したという事実は、名曲であることの証明とも言うことも出来ます。
歴代シングルランキング TOP246
歴代シングルランキングを見ていると、上位のほとんどを1990年代~2000年代のものが独占しています。
通算売上枚数なので、発売期間の短くCDが売れない年代、またはCDなどの再生機器が普及していなかったり、音楽業界がそれほど発展を遂げていないような黎明期は不利に働きますが、指標としては十分でしょう。
自分にとっては、1990年代~2000年代の楽曲はそのほとんどを聴いたことがあり、知っている曲が多いですね。
この時期は、インターネット配信が定着しておらず、まさしくCD全盛期であるとも言えます。
ここで上位にランクインしている楽曲にはどのような共通点があるのでしょうか。
シンプル&キャッチーなメロディ
上位にランクインしている曲のメロディ、特にサビを口ずさんでみると、どれも耳に聞き覚えのあるメロディーばかりです。
自分のリアルタイム世代でない曲も多い中で、いずれの曲も聴いたことがあり、メロディを覚えているということは、まさしくメロディがキャッチーで覚えやすいということの他なりません。
また、いずれのメロディも複雑な構造ではなくとてもシンプルな作りをしているように思います。
より多くの人が深く気に入るということは、誰もが受け入れやすい最大公約数的な面と、確かなクオリティを有していることが求められます。
そのため、キャッチーでシンプルかつ高品質というのが、名曲における共通事項であると言う事が出来ます。
オシャレやスタイリッシュは濁りとなる
人というのはオシャレだったりスタイリッシュなものに憧れます。
特に海外(特に欧米)コンプレックスを感じやすい日本人は、横文字の似合うオシャレなものを特に求めています。
しかし、オシャレやスタイリッシュというのは、何かをぼかしたり、洗練させたりするして、直情的なものから少しズラす、または濁らせることで実現しているものだと自分は思います。
しかし、音楽におけるそれは、音楽のメッセージ性やシンプルさを薄めてしまうリスクも抱えています。
音楽とはやはり人の心をゆさぶるエモーショナルなメッセージ性が大切なのです。
たとえば、ランキング1位と3位にランクインしている「泳げ!タイヤキくん」や「団子三兄弟」などは言い方は悪いですが、オシャレさの欠片もありません。
他の楽曲も「これ、良い曲だよね」という評価はあっても「この曲、オシャレだよね」という声にあてはまる楽曲は無いように思えます。
そのため、あくまで販売数という切り口から考えるのであれば、名曲にオシャレさやスタイリッシュさは必要ではないということが言えると思います。
音楽とは感情を伝えるもの
音楽というのは、作者が伝えたい感情やオリジナリティを音にして伝えるエンターテイメントです。
そして、日本にいる非常に多くのリスナーが、オシャレや洗練されたものを口では求めていたとしても、実際に心を揺さぶるのはそんな上品なものでなくても良いという結果になっています。
むしろ、感情に下手に手を加えない方がリスナーにダイレクトに楽曲の魅力が届くように感じてならないのです。
もちろん、オシャレやスタイリッシュな名曲もあるはずですが、それは圧倒的なクオリティ・オリジナリティが前提・ベースとなった上での話であり、そこに面白さやオシャレさ、感動などといった個性やキャラクターが上乗せされているに過ぎないのではないかと思います。
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