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邦楽ポップスはすでに終焉・オワコンなのか?
1993年あたりから2000年あたりは邦楽ポップスの全盛期とも呼ばれています。
そして、今現代の邦楽ポップスはすでに終焉したオワコンであると言われています。
今回はその是非について考えてみます。
ミリオンヒットが埋め尽くした最盛期
確かに売り上げという面においては、最盛期と比べて、大きく冷え込んでいるのは紛れもない事実です。
当時のヒット曲は軒並みミリオンヒットを達成しており、現在では人気アイドルグループのシングルが辛うじてランクインするくらいでしょう。
加えて言えば、その中には握手券CDとも呼ぶべき、純粋にアーティストやその曲のみをコンテンツとしていないものも混ざっています。
アーティストの陣容を見てもすでにオワコンか
また売り上げ以外の面で言えば、当時のトップアーティストと今のトップアーティストを比べても、なんだか知名度も人気の度合いも落ちるように思えます。
これは今の人気アーティストが悪いと言っているのでは決してありませんが、そう感じている方も多いのではないでしょうか?
実際問題、みんなが知っているヒット曲ってすごい減った印象があるのは、自分がおっさんになったからだけではないでしょう。
絶対的な視点で見れば衰退は事実
ということはやはり邦楽ポップスというものが衰退しているのは紛れもない事実です。
そして邦楽ポップスの衰退に合わせて、そして音楽業界の変化にともない、同時に音楽業界全体が地盤沈下、そして多様化・細分化しています。
今後、どんなに魅力のあるアーティストが現れたとしても、邦楽ポップスが繁栄を極めた当時のように盛り上がることは残念ながら難しいでしょう。
それでもミュージックシーンの柱
確かに絶対的な目線で見れば、邦楽ポップスの落ち込みは激しいです。
しかし、音楽業界全体という目線から相対的に見れば、終焉を迎えたどころかまだまだ国内のミュージックシーンのメインコンテンツであることには違いありません。
今は様々なジャンルのアーティスト・楽曲が出回っています。
それらはポップスとの対比性を一つのポイントとして支持を集めていると捉えるのはおかしいでしょうか?
そういう意味ではポップスというのはまだまだ邦楽の柱とも言えると思います。
様々なジャンル・時代の楽曲を楽しめる
当時と現在の比較で考えるとどうしても今の方が音楽というものは衰退しているように感じるかもしれません。
しかし、見方を考えれば逆の捉え方をすることもできます。
音楽というのは家電製品などと違って古いものが淘汰されて、新しいものに切り替わっていくというものではありません。
もちろん、常に新しい楽曲やアーティストが登場するので、そういった部分もありますが、古い音楽だからクオリティが低いということには決してなりません。
そのため、常にコンテンツが増え続け、その中から自分が好きになる楽曲・アーティストを探すことが出来ます。
そして、その選択肢は時代が過ぎれば過ぎるほど増えていきます。
これは衰退ではなく継続的な発展と考えることも出来るのではないでしょうか。
ポップスはまだまだ健在
一つ一つの時代を切り取って評価するのであれば、邦楽ポップスはオワコンまで行かなくとも、衰退していることは事実です。
しかし、どんな時代であってもその楽曲・コンテンツは不変です。
(歌詞やメッセージの捉え方は異なるかもしれませんが)
日本には無数の邦楽ポップスの楽曲があり、これからもまだまだ増え続けていくでしょう。
邦楽ポップスはまだまだ国内の音楽業界のスタンダードであり、終焉など決して迎えていないと自分は思います。
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コメント
匿名さんここでひとつ言えることは、そもそも音楽史的にみて、パクり問題が存在する以上、劣化するのは当たり前の話です。時を経るごとに音楽が劣化するのはむしろ宿命的なことだとさえ言えます。もうひとつ言えることは録音技術が発達するごとに音楽の質が劣化することです。実はそこが問題なのです。というのも、近代の音楽家にとって音楽史に残ることはある意味死活問題でした。ところが録音技術が発達することによってその必然性がなくなってしまったのです。そうなってくると音楽家の存在意義はなんの意味もなくなってしまいます。となるとやはり音楽の劣化は必然的に起こることなのです。2019-11-09 10:29:33[+]コメントする
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