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ライブ本番の緊張を克服する方法とは?
ライブやコンサートといったように人前で演奏をする時というのは緊張するという方も多いと思います。
そこで今回はライブ本番での緊張を克服する方法を考えてみます。
「緊張」と「あがる」とは?
まずは緊張を克服するためには、緊張とそして「あがる」について知ることが大切です。
緊張という言葉の意味は下記の通りです。
[緊張]
・心やからだが引き締まること。慣れない物事などに直面して、心が張りつめてからだがかたくなること。「緊張をほぐす」「緊張した面もち」
・相互の関係が悪くなり、争いの起こりそうな状態であること。「緊張が高まる」「緊張する国際情勢」
・生理学で、筋肉や腱(けん)が一定の収縮状態を持続していること。
・心理学で、ある行動への準備や、これから起こる現象・状況などを待ち受ける心の状態
引用元:goo辞書
[あがる] 《血が頭にのぼる意から》のぼせて平常心を失う。「初舞台で―・る」
引用元:goo辞書
緊張するとガチガチになったり震えてしまい、体が思うように動かなくなりますが、「あがる」と頭の方が冷静でいられなくなることを指すようです。
ライブ本番で緊張されるという方はどちらのパターンでしょうか。
緊張することは悪いこと?
緊張とは本来、動物の防衛本能(敵などの襲来に備える)が作動して、心身が引き締まっている状態とも言われています。
そのため「緊張してしまう=悪いこと」とは言えません。
むしろ、ある程度の緊張というのはベストなパフォーマンスを発揮する上では必要なことと言えます。
問題なのは、度を越した緊張状態になってしまうことです。
これは本来の緊張に、精神面の不安が上乗せされてしまうことから、体をうまく動かせなくなったり、震えが止まらなくなってしまいます。
緊張を克服するのは、「緊張しないことを」目指すのではなく「過度な緊張をしないこと」に重点を置くと良いのです。
不安なのはプレッシャーを与えているから
人前で演奏することに対して不安を感じるのは、「他人からどう見られているのか」「このライブ・コンサートは失敗してはいけない」という自意識過剰と自分へのプレッシャーによるものだと思います。
つまりは自分で自分に重圧を与えて、緊張させてしまっている訳ですね。
そのため、過度な緊張をしないためには、このネガティブなイメージを抱かないことが第一歩とも言えます。
緊張していることを受け入れる
誰だってライブやコンサートの本番では緊張します。
そのため「緊張をしていることを受け入れる」「ポジティブシンキングで緊張とうまく付き合う」ということが重要だと自分は思います。
上述の通り、緊張自体は集中していることでもあるので、緊張すること自体は決して悪くありません。
自分が緊張していると感じたら「ま、そりゃそうだよね」くらいに捉えておきましょう。
確かに緊張することで、特にボーカルの方は声が出しにくくなるなど演奏面での影響は出る可能性があります。
しかし「緊張するな」と言って緊張が収まる訳でもなく、一朝一夕に解決する話でもありませんので、気長に付き合う必要があるのです。
ポジティブな発想で前向きに
「他人からどう見られているのか」「このライブ・コンサートは失敗してはいけない」というのは、基本的にネガティブな発想からきています。
「他人(観客)から悪い評価を受けていないか」あるいは「このライブ・コンサートに失敗するかも」といったようにネガティブな結果だけにフォーカスを当てています。
しかし、よく考えてみてください。
他人から悪い評価を受ける可能性があるなら、逆に高い評価を受ける期待もあります。
失敗するか成功するかは2つの選択肢のうちのどちらかです。
つまり「高評価を受けるチャンス」「成功したい」という前向きなイメージを持つことで、自分にプレッシャーをかけるのではなく自分に期待をするようにしてみましょう。
他人はそんなに辛辣ではないし、失敗しても損害は残らない
そしてもう一つ言えることは、もしもネガティブな結果になったとしても、それはそんなに自分にリターンとして返ってこないものです。
インターネット上ならともかく、リアルで演奏を見る他人というのは、そんなに辛辣でもありません。
良い印象を受けなくても、次のバンドの演奏が始まったり、家でお風呂に入っていれば忘れます。
ライブ本番に失敗したとしても、大きなお金を払わなければいけない訳でもありませんし、そのライブ以降に具体的な損害が残る訳でもありません。
もしかしたら、その場で見に来てくれた人は次は見に来てくれないかもしれませんが、それは次回以降で取り戻せるように頑張れば良いのです。
プロなら緊張しないの?
おそらくプロのバンドやアーティストだって緊張はしている人も多いでしょう。
何故なら彼らのライブには非常にたくさんのお客さんが訪れ、多くのお金と自分たちの将来がその一つ一つのライブに乗っかってくるのですから。
しかし、彼らはステージ上でパフォーマンスをするプロですから、緊張していてもそれを表に出すことはありません。
言葉は悪いですが、それに比べれば、アマチュアバンドのライブでの失敗なんて微々たるもの・・・と気楽に構えるが◎です。
ライブを重ねて経験を積んでいけば、緊張を楽しめるくらいに自分の中でコントロールできるようになっていくでしょう。
ライブでの経験は日常生活にも生きる
プロのバンド・アーティストでない方が、人前で演奏をするということは緊張や不安があって当たり前です。
しかし、そこでの緊張との接し方や人前で何かをするということは、バンド活動だけでなく日常生活に必ず生きてきます。
そのため、緊張したり、腕が震えることもレアな経験だと楽しみながら緊張とうまく付き合っていってくださいね。
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