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社会人バンドがプロデビューを目指したらいけないのか?

社会人バンドがプロデビューを目指したらいけないのか?
カテゴリ:  バンド  

世の中には、メジャーデビューを始めとして、音楽のプロを目指しているミュージシャン、そしてバンドがたくさんあります。
そしてその多くは大学生やフリーターといったいわゆる就業されていない人達です。
今回は社会人バンドがプロデビューを目指すことについて考えてみたいと思います。

就職=夢を諦めるという風潮

高校や大学といった学校の卒業後の進路を決めるということは人生の一大イベントと言えます。
そこで、プロデビューを目指しているバンドマンはその選択肢で揺れることになります。
「プロを目指してフリーターか、夢を諦めて就職するか」という選択です。

今の高校生・大学生が具体的にどうなっているのかは分かりませんが、10年ほど前は確かにそういう世の中だった記憶があります。
自分の音楽系のサークルに所属していましたが、プロを目指す人が例外なくフリーターになっていました。
そういう意味で言えば、社会人になること、つまり就職することは夢を諦めることを意味しているのです。

社会人がプロを目指せない理由

ではなぜ、社会人になることが夢を諦めることになるのでしょうか。
ここで、社会人バンドがプロを目指せない理由を考えてみましょう。

音楽をする時間がなくなる

会社に所属して社会人として働くことで、音楽を出来る時間は仕事の後か休日に限られてしまいます。
また、多くの場合は休日の曜日が決まっており、それ以外の日には休みを取りづらいものがあるでしょう。
社会人になる=プロを目指せないことの理由のほぼ全てがこれであると自分は思います。

しかし、現代には働き方について自由度が増えてきているのは事実です。
いわゆる残業がなく定時で帰れる仕事というのもありますし、派遣社員として決められた時間をアルバイトの延長のような形で働く選択肢もあります。
夢を諦めることを受け入れる前に、働きながら音楽を頑張れる時間の作り方・働き方が出来ないかを考えてみる価値は大いにあります。

社会人だからこその強み

社会人というと所帯じみた印象を受ける人もいるかもしれませんが、社会人生活を経験したからこそ、学生やフリーター時代には気づけなかったこと・出来なかったことがあると思います。
そして、その中でバンド活動に還元できることも多くあるはずで、社会人バンドだからこその強みを考えてみたいと思います。

責任感・プロ意識を身につけやすい

日々、仕事を任され会社のために働くことは大変なことであることは間違いありませんが、そんなシビアな環境の中で責任感やプロ意識というものが養われていきます。
言ってみれば、社会人というのは自分の業務に関してはプロになる訳ですから。

ビジネス的な視野で物事を考えやすい

会社としての最終目標とは何でしょうか?
それは売上を上げて利益を出すことに他なりません。
そして会社員はそのために毎日頑張って働いているのです。

プロのバンドが活動する目的もまさしく「売上を上げること」です。
売上をあげるためにはどうすれば良いのか、それを社会の現場で体感することで、ビジネス的・戦略的な視野を持つことが出来ます。

金銭的な余裕が持てる

正社員でも派遣社員でも、その多くの場合で時給換算した給料はアルバイトよりも高額であることが多いです。
そのためバンド活動のための資金も、用意しやすいというメリットがあります。
生活費に加えてライブやレコーディング、スタジオのための資金を捻出するために、毎日のように深夜バイトに入るというのは、心身を疲弊させます。

金銭的に追い詰められていないことが「ロックじゃない」という主張もあるかもしれませんが、リスナーのみんながみんな、切り詰めた生活の中での心の叫びを聴きたいとは限りません。
音楽というのは苦労すればするほど良い作品が出来るものでもありません。
それにコストをかけた方が品質を上げやすいという考え方も出来ます。

社会人バンドでもプロを目指して良い

以上のことから、社会人バンドでもプロデビューしたいという強い気持ちがあるのであれば、思う存分頑張ってほしいと思います。
音楽でプロデビューするということは、音楽業界に就職して社会人になるという意味です。
それならば、業種は違えど社会人を経験しておくことは、自分にとっての強みとすることもできるはずです。

遠回りもたまには良い

もちろん、学校を卒業するタイミングでプロデビューするというようなサクセスストーリーは見事です。
そんなまっすぐな道は理想的ですが、誰もがその道を歩めるはずもありません。
それならば、一時的には遠回りになるかもしれませんが、その回り道で多くのことを学び、人間的な成長を遂げて、それをバンド活動に活かしていくという考え方もアリなのではないでしょうか。

メディアの多角化で方法もいろいろ

また昔とは時代も変わってきており、ひたすらライブハウスでライブを行ってお客さんを増やしていくという手法は今もあるかと思いますが、現在は動画投稿サービスやSNSといった様々なメディアの普及により、自分を売り出していく手段は様々です。
それならば、実際にプロとして活躍される方というのも、学生やフリーターはもちろん、社会人出身の方もたくさんいて良いと自分は思うのです。



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