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乃木坂46がはるやまCMでヘビーローテションをカバーした理由とは?
乃木坂46が2017年のはるやま商事の新社会人応援CMに出演しました。
そこである曲をカバーしたことが話題になっています。
その曲とは乃木坂46が公式ライバルと宣言しているAKB48の代表曲である「ヘビーローテション」なのです。
その理由を自分はサイトなどで確認することは出来ませんでしたが、非常に違和感がある展開だったのでその理由を自分なりに考えてみます。
スポンサー側がCMを作る意味
基本的にスポンサーがCMを作るのには、ブランディング、知名度アップ、拡販といった様々な目的ではあります。
その前提条件として「注目を浴びる」というものがあります。
せっかく決して安くはない金額を払ってCMを作るのですから、結果が求められるのは当然です。
これは知名度アップや拡販が主な目的であれば、注目されるのであれば、良い意味でも悪い意味でも限らないという考えもあります。
もしCMが炎上したとしても、CMのことが世間の記憶に残る期間なんて知れています。
また、炎上することで注目され拡散される可能性がとても高いため、結果的には飛躍的に広告効果が向上することもあります。
なぜヘビーローテーションなのか?
【本家AKB48のヘビーローテーション】
そこで今回、はるやま商事がフレッシャーズ向けCM「乃木坂46×はるやまフレッシャーズ」を制作していますが、トピックスとなっているのが、乃木坂46の持ち曲ではなく、公式ライバルと謳っているAKB48の代表曲である「ヘビーローテーション」を採用したことです。
なぜ公式ライバルとされているグループの代表曲を歌わせたのでしょうか。
当然、AKB48にフレッシュなイメージでヘビーローテーションを歌わせてもよかったはずなのに、敢えてこのようにしたのには必ず理由があるはずです。
スポンサー・製作側から見た理由
話題作りの一点に尽きる
先ほど上述しましたが、スポンサーとしては、作ったCMが注目されて自社や商品・サービスの知名度が上がって、販売が増えれば良いのです。
そのため、「話題作り」という理由に尽きます。
フレッシャーズというイメージにおいては、活発でアクティブな印象のあるAKB48よりも、清楚で上品さをウリにしている乃木坂46を採用した方がキャラクターに合っている、また乃木坂46は女性ファッション誌で活躍するメンバーも多く、若い女性ウケが良くターゲットとしてもより合致しているという判断をしたのは容易に想像がつきます。
とはいえ、2017年初頭現在、乗りに乗っている乃木坂46はいろいろなCMにも出演していますので、そのままではインパクトが薄いと考えたのではないでしょうか。
敢えて公式ライバルの楽曲を歌わせることで、より注目を浴びることを目論んだのであろうと思います。
ライバル関係を煽って拡散
また、AKB48と乃木坂46というのは公式ライバルというだけあって、ファン同士もお互いに火花を散らすことも多いです。
そんな彼らの対抗心を煽ることで、双方ファンが議論を交わしたり、動画を拡散したり、それに便乗してメディアもそれを取り上げることで、話題として広く拡散していく狙いがあります。
スポンサー側としては、両者の関係、対立構造がより深化してもがどうなろうと正直、知ったことではないですし、それに対して非難される言われもありません。
何より、両グループのプロデューサーはどちらも秋元康氏なのですから。
乃木坂46から見た理由
一方、乃木坂46から見て、ヘビーローテーションを歌うというのはどのような意図があったのでしょうか。
自分たちの持ち曲を歌えない・・・というアーティストとしては屈辱的とも取れる行為ですから、そこは交渉する選択肢もあったはずです。
実際、乃木坂46を応援する人から見たら、ショックを受けたファンもいるはずです。
(もちろん、コラボが嬉しいというファンもいるでしょう)
世間に浸透した代表曲がない
乃木坂46の持ち曲自体は良い曲が多いと自分は思っていたうえでの発言となりますが、残念ながらAKB48のヘビーローテーションのような世間に浸透した代表曲という存在がないのもまた事実だと思います。
乃木坂46の楽曲は、スタイリッシュで流れるような曲が多いのですが、それ故にインパクトさに欠ける印象があります。
AKB48のようなシンプルさ・分かりやすさが少し弱いことも影響していると思います。
とはいえ、別に新しいCMで代表曲を歌う必要はなく、お互いのタイアップとして新曲を披露することが普通ですので、乃木坂46側からしたら大きな理由にはなりませんね。
AKB48を食える
むしろ、もう一つの理由が一番大きな理由だと個人的には考えています。
それは今の乃木坂46の勢い・人気なら、AKB48を食えるという考えが、ヘビーローテーションをカバーした最大の理由ではないでしょうか。
世間に定着しているライバルの代表曲をカバーしたことに対する非難よりも、それをコラボとして評価・後押しする声の方が大きいと判断したのかもしれません。
そして結果として「乃木坂46 > AKB46」と世間が判断すれば、これから乃木坂46はさらに人気という坂を駆け上っていけることにもなります。
それはこれから入る3期生や、姉妹グループでもある欅坂46にもポジティブな影響を与えることは間違いありません。
アイドル自身の心境はいかに・・・
忘れてはならないことは、この話は全てがビジネスであったり運営側の意図によるものであり、アイドルグループ自身の意志によるものではないはずということです。
正直、自分たちの歌が歌えないことに納得できていないメンバーもいるでしょう。
もしかしたら、メンバーに更なる奮起を促す意味合いももしかしたらあったのかもしれませんが、今回の騒動で乃木坂46の所属メンバーを非難することは、違うと思います。
ある意味、当て馬にされたAKB48もある意味被害者とも言えますが、これからの乃木坂46・AKB48の両グループの活躍に期待しましょう。
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