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大人がレトロやビートルズを愛し続ける理由とは?
音楽は世に生まれた瞬間から時間が経つごとに歳をとっていきます。
リミックスや撮り直しによるリリースが行われない限り、アップデートがされないということです。
音源としては最初にリリースされた段階で、完成されている不変のものであるということです。
そのまま長い時間が経ったものは、「レトロ」としてもてはやされていくようになりますが、音楽もそれは同じです。
そして大人はレトロなものが好きな方が多いですし、自分も年々そうなっていることを感じます。
今回はそんなレトロが愛される理由について考察します。
そもそもレトロって何?
人、特に大人はレトロなものが好きなことが多いです。
車、建物、ゲーム、食器、陶芸品など過ぎ去った時代のものに惹かれ続けるのです。
ちなみにレトロの意味については下記の通りです。
レトロ(Retro)とはretrospective(回顧)の略語。懐古趣味(かいこしゅみ)のこと。「徒に古い物を珍しがり懐かしむだけの単なるデカダンス」とも述べられる。
wikipediaより引用
歳を取るごとに過去の比重が大きくなる
若い人に比べると、大人の方の方がレトロ愛好家の人が多いです。
これは、人というものが歳月を重ねるごとに、未来と過去の比重において、後者にどんどん傾いていくからではないでしょうか。
人の寿命を80年とすると、若いうちは未来がたくさんあります。
しかし、大人になって歳をとっていくと未来の部分よりも過去の部分が大きくなっていきます。
未来が減るというと嫌な響きかもしれませんが、その一方で積み重ねてきた部分が大きくなるとも言えます。
積み重ねた時代は貴重な存在
自分が必死に生きてきた年月で積み重ねて自分という存在を築いてきたのです。
それに対して、大きな愛着も誇りもあるものです。
そして、その自分と一緒に生きた時代というものを懐古するのも当たり前のことです。
またその人単位でなく、町・国・世界を単位にしても積み重ねてきた歴史や文化というのは非常に尊い存在です。
遠い過去に流行したものというのは、その過去に多くの人に支持されてきたものです。
今の時代から見ると、それは新鮮に映り、より魅力的に感じることも自然なことでしょう。
音楽においてもそれは同じこと
それは音楽においても同じことです。
現代の音楽の礎になったと言われ、今も変わらず支持され続けているビートルズ。
ビートルズの演奏に特化したジャズバーなどは今でも数多くあります。
ビートルズが愛され続けるのは、そのクオリティが絶大ということに加え、音楽の特性によるものもあるかもしれません。
音楽は時代による変化が少ない
音楽というのは、半世紀で激変した東京の街並みなどと違って、大きな変化はありません。
1オクターブが12音で構成されていて、楽譜のルールや音楽理論も今と同じです。
変わったのは録音環境と加工・編集技術くらいです。
もちろん、メロディや音色の流行などはあるでしょうが、それはソフト面の変化であり、ハード面での大きな変化はほぼないと言っても良いでしょう。
演奏の柱である楽器ですら、何十年の前のものがヴィンテージ品として第一線で使用されているのです。
むしろ、時間が経つごとに音に深みが出るという評価も多いです。
それゆえに時代が変化しても、あまり色あせることが少ないのかもしれません。
そして、そんな昔の魅力を手持ちのポータブル機器で簡単に楽しむことも出来る手軽感があります。
レトロは未来と過去の共演
レトロが愛されるのは、過去が美しく感じるという話だけではないと思います。
時代が流れ続けて、今、そして未来が過去になり、世界が変化を繰り返して時間を積み重ねたからこそ、その成果物が価値を持つのだと思います。
つまりレトロを生み出しているのは、未来と過去の共演によるものということです。
だからこそ、過去を懐かしむばかりではなく、また未来を追いかけることばかりではいけません。
例えば、古く情緒のある街並みを見た後に、先進的で洗練された都会の街並みを見ると、どちらもより魅力的に映ります。
過去と未来の両方に目を向け続けることで、レトロはより価値を持ち、魅力的に映るのではないかと自分は思います。
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