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Mr.ChildrenとBUMP OF CHICKENの共通点から学ぶバンドのあり方とは?

カテゴリ:  ポップス   バンド   音楽ネタ   アーティスト  

Mr.ChildrenとBUMP OF CHICKENというバンドがあります。
どちらも共に一世を風靡し、幅広い世代から絶大な支持を得ている偉大なバンドです。
そんな彼らの共通点を考えることで、バンドのあり方を学ぶことが出来るはず・・・という趣旨で今回は考えてみます。

共通点1:作詞作曲はボーカルが専任

まずは非常に分かりやすい共通点が、作詞作曲はボーカルが専任している点です。
一部、例外もありますが、ほとんどの楽曲を、桜井和寿さんと藤原基央さんが制作しています。
作詞作曲を一人が専任することのメリットとしては、下記の点があります。

・バンドの世界観がボーカルの世界観で統一されること
・楽曲のクオリティが安定しやすいこと
・曲と詞で世界観のズレが少ないこと

一見、メリットだらけのようにも思えますが、一人だけで制作する際には、制作スピードがボーカル次第になってしまったり、ボーカル自体のクオリティに大きく依存してしまうといった様々なリスクもあります。

共通点2:他メンバーの知名度が少ない

Mr.Childrenやバンプの他のメンバーの知名度、露出が少ないというのも特徴です。
ミスチルやBUMP OF CHICKENが好きという方、メンバー全員の名前をご存知でしょうか。
ディープなファンであれば、当然のように知っていることですが、そこまでのファンでなければ知らないことも多いです。
L'arc-en-cielやGLAYといったバンドに比べると表にはあまり出てきていない印象があります。

知名度3:メンバーを尊敬している(ように見える)

これは本人達の本心というのは分からないので推測ですが、桜井和寿さんと藤原基央さんも他のバンドメンバーを尊敬している印象を受けます。
ライブやインタビューを見ていたり、ネットでの情報をつなぎ合わせてみると、メンバーで音楽をやってこそ自分が活きて、音楽としても活きるというのを感じているように思えるのです。

共通点から考えるバンドのあり方

以上、3つの共通点を挙げてみましたが、この共通点からバンドのあるべき姿の一つの答えが見えてきます。

バンドというのはやはりボーカルが主役であり、そのボーカルを活かすように黒子に徹して立ち回るのが大切であるということです。
他のバンドメンバーがお客さんから注目されなくても、だからこそボーカルの魅力・カリスマ性がリスナーにダイレクトに届くことでバンドとしての魅力が惹きたち、支持されていきます。

また、バンドマンというのは基本的に脚光を浴びたいと思うことが普通ですから、引き立て役に徹することに100%は納得していないバンドメンバーもいるかもしれません。
そのため、ボーカルは他のメンバーへの敬意や感謝を欠かさないことが重要であると思います。
そして、他のメンバーがボーカルをお膳立てする訳ですから、自信と責任を持って頑張るべきですね。

楽器隊はボーカルに舞台を作り、ボーカルはそれにパフォーマンス(身振り手振りのことではなく自分の能力を発揮しきるというころ)と信頼で返すという双方向のコミュニケーションは、バンドならではの楽しみであると自分は思います。
もちろん、これはバンドとしての一つの形であり、これが絶対に正しいなどということはありませんが、素晴らしいバンドとして君臨している2つのバンドから学ぶべき点はいっぱいあるはずですね。



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