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miwaという独特な声を持つシンガーソングライター
miwaというアーティストをご存じでしょうか。
2010年にSony Recordsよりデビューし、今も活動を続けているシンガーソングライターです。
今回は、このmiwaという歌手について感じたことを語っていきたいと思います。
miwaというアーティストの経歴
miwaは神奈川県三浦郡葉山町で生まれ、高校3年生の冬からメジャーデビューが決まり、かなり若いうちからメジャーで活躍している歌手な訳ですね。
アコースティックギターとピアノを弾くことが出来るようで、エレキギターも現在は弾けるようです。
実際にアルバムを聴いてみても、アコギとピアノを使った楽曲あり、エレキギターを使ったロックな楽曲ありとレパートリーはある印象を受けました。
miwaというアーティストが一躍注目を浴びたのは、フジテレビ系月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』主題歌でもある9thシングル「ヒカリへ」の影響だと思っていましたが、実際オリコン順位は最高順位タイ(2016年3月現在)というところからも見て取れますね。
ちなみにこの「ヒカリヘ」を収録している「Delight」アルバムでは、シンセサイザーを使ったデジタルなサウンドも取り込んできた印象があり、今までのアルバムとは少しギャップを感じるように、新しいスタイルも模索しているのでしょうか。
とはいえ、アコギとピアノでの透明感がありながらもヌケのよい疾走感のある感性が、作る楽曲に活きていると感じます。
女子校に通う清楚で元気な女の子?
さて、ここからは独断と偏見と足りない知識で好き勝手にmiwaというアーティストについて語っていきたいと思います。
miwaというボーカルの声は、非常に特徴的な音をしています。
一度miwaの声を聴いたら、忘れることはないだろうとも言える個性的な声をしていますが、その一方でどこかで聴いたことがあるデジャヴ感もあります。
一言で例えるなら「女子校に通う清楚で元気な学生」とでもいうのでしょうか。
お嬢様とは違う、育ちの良さと活発さ、素直さを感じる声であり、その印象がどこか親しみを持ちやすい声なのではないかと思います。
切れ味鋭い伸びのある声というよりは、柔らかく優しく、フレッシュな声であり、地声なのかファルセットなのかという独特な声質がとても魅力的です。
やっている音楽は本格派
何気に、、、といっては失礼ですが、やっている音楽は本格派です。
アコギとピアノでの透明感がありながらもヌケのよい疾走感のあるポップロックをやっていたかと思えば、ストリングスのしっとりバラードから、ロックンロール風、エレキをバリバリに利かせたロックの楽曲もあり、上述した「ヒカリヘ」のようなシンセを活かしたサウンドもあります。
そして、そのどれも歌っていてもmiwaというキャラクターを確立しています。
優しい声をしていますが、盛り上がるロックなのではしっかりとした芯・強さを感じる声も出せるので、小さな体とポップスを歌う女性シンガーとしてアイドル的に見える印象を覆す実力派シンガーだと個人的には思います。
また英語歌詞が多めのロックンロール風の楽曲もいくつかラインナップがありますが、ヌケ感のあるノリが疾走感をもった楽曲とも相性が良いのかなと個人的に感じています。
miwaとYUI
miwaの話をする時に、頭をよぎるのがYUIです。
アコギを弾いて歌うシンガーソングライターであり、どちらもソニー・ミュージック出身です。
さらにどちらも、シェリルクロウ、アブリルラヴィーンといったアーティストを敬愛しています。
やっている音楽のジャンル自体も近いものがありますから、両者が比較されたり、似ていると言われるのは当然なのかもしれません。
確かに表面的な面では雰囲気の近い二人ですが、二人がやっている音楽というのは全く異なるスタイルだと自分は思います。
YUIというアーティストは、非常に繊細で危うさのあるアーティストであり、病んだり気が狂いそうなくらいに音楽や自分と向き合い、えぐいポップロックを表現するアーティストだと思います。
一方でmiwaはまっすぐ素直に音楽に向き合い、とにかく楽しみながら、快活な音楽を表現するアーティストであるような印象を受けます。
同じジャンル・方向性であっても、表現する音楽が真逆かというくらい違うというのも興味深いです。
これからのmiwaをどう昇華させていくのか
miwaというボーカルの声質を考えると、非常にフレッシュな声をしています。そのフレッシュな声・雰囲気がこれからアーティストとして成熟していく際には、難しい面があるのも事実だと思います。
個人的にはピアノを活かしたしっとり路線をより強めていくか、あえてロックンローラー面をより前面に打ち出していくのも面白いと思ったりもしますが、今までのキャラクター・スタイルを活かしつつ、miwaというアーティストをこれからどのように昇華させていくのかが、非常に楽しみです。
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