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このバンド・アーティスト、昔はよかった?

このバンド・アーティスト、昔はよかった?
カテゴリ:  アーティスト  

あるバンドやアーティストのファンになって、長い期間が経つと「このアーティスト、昔はよかったのになぁ・・・」と思うことってありませんか?
アーティストの作る楽曲はどうして時と共に変化していくのでしょうか。

アーティストも年を重ねる人間だから

アーティストの作風が変わってくる、作風が変わらなくても以前とはなんとなく違う、、、というのは当たり前のことです。
なぜなら、アーティストも自分達と同じ年をとっていく人間に他ならないからです。
3年前の自分と今の自分を比べてどうでしょうか。
様々な経験をしたり、知識を得たり、老け込んだり・・・3年前の自分とはどこかしら違う人間になっていますね。
音楽を作るというのは、その時の自分の色が強く出るものですので、年を重ねるごとに自分の音楽を変化をしていくものなのです。

人間は時を遡ることは出来ないので、昔の自分に戻ることは何があっても不可能です。
昔の自分の音楽を再現しようと思っても、それはやっぱり出来ないんです。

事務所の意向や流行という外的要因も

また、いわゆる大人の事情によって変化を余儀なくされるケースもありますね。 事務所や企業、プロデューサーがアーティストを売るために方向性を変えたり、流行を取り入れることで音楽に変化が出たり。
このような外圧でアーティストの音楽性が変わってしまうことは、あまり望ましいことではありませんが、プロのバンドやアーティストというのはビジネス的な側面もありますので、仕方のない一面もあります。

この変化がアーティストの個性や牙を無くしてしまうこともありますが、逆にそれによって魅了が開花するアーティストもいるので必ずしも悪いものとは言えません。

変化のないアーティストは生き残れない?

個人的な考えですが、どんなに魅力的なアーティストでももしも全く変化がなければ、それはそれで生き残ることは出来ず、表舞台から消えていくものと思っています。
例えメロディやコード進行が変わっても、色がずっと変わらないままであれば、いずれはマンネリになり、どの曲も同じように聴こえてきてしまうものです。 そういう意味で、アーティストにとって変化は必要なものであるのです。

たまたまそのアーティストのその時がはまっただけ

「昔はよかった」と思うアーティストについては、今がダメとは限りません。
そのアーティストの昔の音楽が、聴く人の好みにピッタリはまったか、または時間が経ってより思い出補正(懐古)によってより魅力的に感じるのかもしれません。
または、継続して追いかけていることで感動が薄れていっていることもあり得ます。

アーティストが時間を重ねていくということ

感性の摩耗や、メロディーの枯渇

自分も作曲活動をしていますが、同じようなメロディや楽曲を作りたくないと強く思っています。
そのため一度使ったメロディやコード進行は使えないため、メロディが枯渇していっている気がします。
そして、感性というのは若い時は鋭いですが、年齢を重ねてくるとやはり摩耗してきたなと実感してしまう自分がいます。
昔の自分の曲を聴いてみても、よくこんな発想が出てきたなと我ながら感心することがあります(笑)

経験に裏打ちされた熟成された音楽

しかし、年・経験を重ねることは悪いことばかりでもありません。
昔に比べると、表現の幅や、引き出しが増えたことでより熟成された音楽を作れるように感じます。
おそらく、それは自分だけでなく他のアーティストにも同じことが言えるはずで、柔らかく深みのある楽曲にシフトしていくのではないでしょうか。

「昔は良かった」というのは簡単ですが、どうして自分がそう感じたのかを突き詰めて考えてみるのはいかがでしょうか。
自分の好みの音楽がより理解出来たり、今と昔の違いを意識しながら聴くことで、アーティストの今の音楽も気に入るかもしれません。



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タグ:  音楽の懐古主義  



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